こんにちは。池田接骨院院長の小川です。
今日は「危険な腰痛 脊椎カリエス編」
をお話ししていきます。
脊椎カリエスとは?
結核菌(けっかくきん)が血液に入り、
脊椎(背骨)に感染して発症します。

結核性脊椎炎とも呼ばれます。
感染した場所に炎症が起き、
背骨やクッションである椎間板を
壊して、膿(うみ)などが発生します。
脊椎カリエスは結核の流行した
1950年代に多く見られ、
難病とされてきましたが、
結核の治療法が確立されてからは
急速に減少し、あまり見られなくなりました。
脊椎カリエスの症状は?
背中から腰にかけての痛みが出ます。
感染している脊椎(背骨)の辺りを
叩くと痛みが出るのも特徴です。
初期の頃は、身体を動かしたときに、
背骨が動かしにくくなります。
全身症状としては、
倦怠感や微熱が出ます。
進行すると、
「Pott(ポット)の三徴候」
と言われる、
亀背(きはい:後弯変形-こうわんへんけい)
冷膿瘍(れいのうよう)、
脊髄麻痺(せきずいまひ)
が認められます。
脊椎カリエスの進行は、
緩やかである事が特徴です。
脊椎カリエスの診断は?
レントゲン撮影を行います。
背骨が壊れて楔状に変形していたり、、
クッションの部分が狭くなったりします。
血液検査なども合わせて行います。
脊椎カリエスの治療
基本的には保存療法(手術をしないこと)
になります。
結核の薬による化学療法が基本になります。
骨の変形がひどい場合や、
麻痺が出たときは、
骨固定術や骨移植術をすることもあります。
化学療法は少なくても、
一年は続けなくてはいけないので、
治すのに忍耐がいる病気です。
まとめ
脊椎カリエスの特徴として、
背中や腰の痛み
感染部を叩くと痛みが出る
背骨を動かしにくい
倦怠感や微熱
といったものがあります。
正岡子規も脊椎カリエスで
無くなったことで有名です。

しかし最近では結核に対して、
治療法も確立されており、
当時ほど怖い病気では無くなりました。
ただ、普通の腰痛と間違えて治療を
続けていくうちに、
症状が進行してしまい、
背骨の変形などを起こすこともあります。
きちんと検査することが大事になります。
追記
「脊椎腫瘍・脊髄腫瘍」
「化膿性脊椎炎」
「脊椎カリエス」
と、3日間かけて
お話しさせていただきました。
あまりなじみがなく、発症率も高くない
病気ですが、頭の片隅に入れておくと
良いかもしれませんね。
普通の腰痛と判断がつきにくいと思いますが、
背中(患部)をたたくと痛い
安静にしていても痛い
発熱がある
など、特徴的な症状もありました。
こんな症状がある時は、
少しだけ気にしてみてください。
今回、私も色々調べながら書きましたが、
良い復習になりました。




池田接骨院のご案内
院名 | 池田接骨院 |
---|---|
院長 | 小川敦史 |
診療項目 | 腰痛、坐骨神経痛、脊柱管狭窄症など |
所在地 | 愛知県名古屋市西区則武新町1-1-10 |
電話番号 | 052-562-5268 |
最寄り駅 | 名古屋駅 |
連絡方法 | お問い合わせフォーム |
駐車場 | 2台完備 |
営業時間 | AM9:00~PM8:00 ※完全予約制なので昼休みは設けていません |
休診日 | 日曜日、土曜日午後 ※祝日は終日診療 |
URL | http://池田接骨院.xyz |
名古屋駅からのアクセス
※名古屋駅からでしたら、車で5分ほどです。歩いて15分ほどになります。
1.ルーセントタワーに向かう
名古屋駅から大名古屋ビルジングを右手にみて、ルーセントタワーに向かって進みます。



2.牛島町の交差点を右折
次の信号(牛島町・右手にミニストップがあります)を右に曲がります。


3.輪ノ内町の交差点を直進
一つ目の信号(輪ノ内町)を越えると、左手に「ノリタケの森」があります。

4.ノリタケの森を越える
そのまま直進してください 左側に「ノリタケの森」があります。

次の信号(西藪下)も直進です。

右手に公園(桜木公園)があります。そのまま直進です。

5.左側に当院が見えてきます
右手にサークルKが見えます。そのまま直進です。

そのまま100mほど、まっすぐ進むと左手に当院があります。

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